高校2年生頃から、人の話を理解できなくなった。集中して聞こうと思っても話が入ってこない。色んなことが記憶できなくなった。理解できないのが怖くて人との会話を避けるようになった。このあたりからうつ病が始まった。
高校3年生時には、反応出来なくなった。体育の時間で野球をしていても、ボールが自分の横を通り過ぎても追いかけなかった。話を振られても反応できない。常にぼーっとしていた。人と目を合わせられなくなり始めた。介護をしている母から雑に扱われるようになって、人間不信が起き始めた。
大学1年のときに完全に人間不信になった。「家族は二度とつくらない」「他人のために自分の時間を使わない」と思い込んだ。介護は終わったけれど、それから5年以上嫌な思い出を思い出して考えては暗くなった。自分のもやもやを親戚に笑われたことが原因で、誰にも言えなくなった。正常な判断ができなかった。
<主な原因>
・姉も父も母のために何もしなかったから、私が母を精神的にも肉体的にも支えるしかなかった。
・なのに病気が進行するにつれて母は私を一番雑に扱うようになった。最期の方はずっと姉の将来を心配して話しかけてアドバイスして、私のことは気にも留めなかった。親戚にケチをつけられただけで「子育て失敗した」とまで言ってきた。
・母が私と姉に残した保険金も同額だった。私の方が学生期間が長く残っているのに。
・私が精神病かもしれないと言ったら、めんどくさがられた。
<気持ち>
利用された気分だった。家族のために何もせず、自分のためだけに時間を使った父と姉が幸せになれることに絶望した。
一番楽しい時間を送れたはずの15から20歳までを母のために使って、感謝すらされなかったことが虚しかった。
「誰かのために行動してあげたいという思いやりの気持ちを持つと、利用されて不幸になる」と思い込んだ。思いやりは返ってこないと思い込んだ。
だから、家族は二度とつくらないし、他人のために自分の時間を使わないと決めた。思いやりを持って接してしまった人に対して、利用されるかもしれないと疑って距離を取るようになった。そうしているうちに、人とまともにコミュニケーションが取れなくなった。
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